2015年09月13日

辛かった8月A(さくらのこと)そして緑内障との闘い

2015年8月〜9月

前回はるいがお家を飛び出したことを書かせていただきましたが、次はさくらです。

さくらは2011年3月11日に発生した東日本大震災そして福島第二原子力発電所事故により、その周辺地域から避難を余儀なくされた葛尾村の避難犬です。
大震災の約ひと月半後にボランティアの方が葛尾村でさまよっていたさくらを保護していただき、福島市に造られたシェルターからお預りしました。
お家に来てから、直ぐに乳線腫が見つかり同年7月に三か所の切除手術を実施しました。

被災してから、飼い主さんとの辛い別れ、そして乳腺腫の手術と試練を克服してきましたが、その4年半後に緑内障が発症。現在第三の試練と闘っている最中です。

実はさくらは今年5月の健康診断による血液検査で、胆嚢・肝機能の数値が適正値からかなり上昇していたので、薬をいただいて数値を下げていましたが、8月に乳腺炎(乳房一か所)になってしまい、注射器で膿をとるとともに抗生物質で治癒させたところでした。
そして、8月27日の木曜日の夜に家族で食卓を囲んでいたところ、突然さくらの右目が明かなくなり苦しみだしました。

原因不明で行きつけのアイリー動物病院の臼井院長先生に連絡、翌日朝一番で院長先生に診察していただいたところ、目に異常があるとのことで、宇都宮市にある眼科専門の田村動物病院を紹介いただき、クルマで急行しました。
田村動物病院は、「宇都宮どうぶつ眼科センター」が併設されており、田村院長先生は眼科の専門医で最新の医療機器が揃えてあるところです。
院長先生の診断では右目に緑内障が発症したとのこと。眼圧は正常値の8倍の80(通常は10台程度)となっておりほとんど見えていない状態のことでした。

緑内障は目の中の眼房水が溜まりすぎて排出できず(排出できないことが病気の根源)、眼圧が高くなった結果、目に激痛が起こり視覚障害を起こす病気です。特に柴犬は遺伝的になりやすととされていて、疾患すると治療による回復が困難とされる恐ろしい病気です。
今まで眼圧など目の検診をしていなかったことが、とても悔やまれます。特に柴犬を買われている方は、定期的な目のチェックを怠らないようにしてくださいね。

その日は、目薬の連続投薬で眼圧を下げ痛みは和らいだ様子。自宅で点眼する眼圧を下げる右目用の目薬と、左目の眼圧を上げないようする左目用の目薬をいただきました。
その日のさくらはご飯もペロリと平らげかなり落ち着いていました。

翌土曜日も田村動物病院で再診察。昨日の治療後と同じく眼圧はかなり下がっていますが、右目はほとんど反応なし。この日は緑内障が怖い病気と思い知らされたので、るいも両眼のチェックをしていただきました。幸いるいは眼底検査、眼圧検査などいろいろ検査していただいた結果、特に異常はないとのことでした。

さくらは月曜日も、再度田村動物病院で検査。今度は左目が若干眼圧が上がっているとのことで、左目の目薬を変更。右目の眼圧は10台で推移しまずまずの経過でした。

火曜日〜木曜日は家で点眼で対応していましたが、9月に入って最初の金曜日の夜にさくらの様子が変化。また右目の眼圧が上昇して目を圧迫し始めたようで、夜も座り切りで横になれないほどになってしまいました。

9月5日土曜日朝一番で田村動物病院にかけつけると、右目の眼圧が60台に急上昇。先生からは緑内障が進行中で、薬では抑えられなくなったので、眼房水の水を注射器で水抜きする方法で対処することにしました。その方法は目に部分麻酔をかけて眼球に注射器を挿入し、水を抜いていただきました。注射器のカプセルには抜いた水がたくさんた溜まっていて声もでなくなりました。水を抜いた後の眼圧は10を切るほど一気に下がりました。左目の眼圧も10台で上昇は見られず一安心でした。

その週は何事もないことを祈って、翌月曜日に再検診。特に眼圧の変化は無かったのですが、水曜日の夜からさくらの右目が再度痛み出した様子なので翌木曜日に病院で診察してもらうことにしました。前回より痛みのサイクルが短くなったことに大きな衝撃を受け、夜はさくらとともに眠れない夜を過ごしました。

翌日の9月10日木曜日といえば、台風17号と18号に挟まれた線上降雨帯が連続的に栃木県、茨城県を通過し、50年に1回あるかないかの記録的な大雨が降り続いていた日で、栃木県、茨城県に大雨特別警戒が出た日でした。

木曜日の朝に田村動物病院に向かう途中、大雨の影響で地元壬生町を流れる姿川が氾濫警戒水位まで上昇し、病院のある宇都宮市に行く橋は通行止めで付近の道は大渋滞。焦る気持ちを抑えながら鹿沼市方面に大迂回してようやく病院に到着。早速診察してもらうと、右目の眼圧が再び70〜80まで急上昇。先週右目の水を抜いたばかりなのにと大きなショックと落胆を感じながら、応急の処置として再度注射器で水抜きしてもらいましたが、もう緑内障の症状からくる痛みを無くすための残された道は強膜内シリコン義眼挿入手術しかありませんでした。

強膜内シリコン義眼挿入手術は,眼球の最も外層の強膜と角膜を残し,中身の水晶体、硝子体、網膜、脈絡膜などを摘出し、その後シリコンでできた球を挿入するもので、最後に残された手段として、さくらの右目と引き換えに緑内障との相打ちしかありません。

田村院長先生から何とか左目は温存しましょうと慰められるとともに、手術は全身麻酔が必要なのでリスクがあるとのことで、行きつけのアイリー動物病院で麻酔に耐えられるか診察してほしいとのことで紹介状を書いていただき、またまた大迂回して家のそばのアイリー動物病院の臼井院長先生に人間ドッグなみに血液検査、心電図、エコー検査などを実施していただいた結果、全身麻酔は大丈夫との結果が出、翌日の金曜日の夜に手術をすることになりました。

9月11日は、さくらが被災した東日本大震災からちょうど4年半の日。その日の夕方、何かの因縁を感じながらすがるような思いで、田村院長先生に預けてまいりました。さくらはいつもと違う雰囲気に気づいたのでしょう、院長先生から手術の詳細を聞いて、さくらが診察室の奥に連れていかれる時には、ドア越しにキュンキュン大泣きしている声が聞こえ、ごめんねさくら、ごめんねさくらと心で叫びながら涙が溢れてしまいました。

手術の結果は、病院から知らせてくれるとのことで、夕ご飯も喉をとおらずどきどきながら連絡を待っていましたが、夜10時過ぎに病院から電話をいただき、「手術は成功して、麻酔からも目を覚ましました。」とのこと。病院にお礼を述べて、家族全員で安堵しました。

そして、12日土曜日、さくらを帰宅させるのは週明けと言われていましたが、病院から朝8時頃に電話があり、麻酔から目をさました後、さくらは家に帰りたくて大騒ぎしているとのことで、院長先生が自宅で術後の療養をしたほうがよいと判断され、引き取りに病院に行ってきました。

病院でエリザベスカラーをまとったさくらは何が何だかわからない様子でパニック状態でした。手術を理解できないさくらにとっては麻酔が切れた後の痛みに加え、病院で一夜を明かした寂しさとショックが大きかったのでしょう。
本当にさくら、ごめんね。許してね。

さくらのエリザベスカラーがとれるのは約2週間とのこと。抜糸もそのくらいの時になるでしょう。その間は手術した右目が化膿しないようにすることと、左目の緑内障予防の点眼を欠かさないことが重要です。

帰宅した土曜日は痛みから息が荒くなることがしばしばありましたが、お薬を入れた夕ご飯はちゃんと食べられました。今日日曜日は随分を落ち着いてきて、すやすやと眠れるようになりましたが、点眼がかなりしみるようです。

これからさくらの回復を待つばかりですが、心配は左目。緑内障は発生率がかなり高い病気なので、十分注意しながらさくら、そしてるいとも暮らしていきたいと思います。

当ブログに遊びに来ていただいた方には、駄文で長いご報告になりましたが、お読みいただきましてまことにありがとうございました。

↓にお世話になった、田村動物病院とアイリー動物病院、さくらの様子を紹介いたします。

☆田村動物病院 栃木県宇都宮市
http://tamura-animal-hospital.com/

☆アイリー動物病院 栃木県壬生町
http://www.irie-ac.com/

☆さくらの緑内障との闘病中の写真
◆カフェのような右目の手術を行った田村動物病院(宇都宮どうぶつ眼科センター)
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◆田村動物病院に通院するさくら
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◆さくらの家での点眼記録の一部とお薬の数々。
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◆さくら手術する日(夜に手術実施)の前に大好きな近くのわんぱく公園でるいといっしょに、ゆっくりとお散歩。
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さくらがお家に来たときも最初のお散歩がわんぱく公園だったね。
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◆手術の翌日、お家に帰ってきて安心して眠るさくら。
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エリザベスカラーが鬱陶しいけどキズがなるまで我慢してね。
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やっぱり大好きなパパのふとんの上で寝るのが一番。
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るいもさくらのこと心配そう。
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ニックネーム るい☆さくら at 23:04| Comment(10) | 病院 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
何の力にもなれなくて、ここは邪魔しないように黙って見守ろうと、自分のページにちょっと書かせていただきましたが、
やっぱり、さくらちゃん、がんばれー!とパワー送りたいと…

きっと、母親なママさんも同じように苦しんだり、不安だったりしてると思うのですが、どうか今は快方に向かって、元気になった時に思い切り遊べるようにムリなく過ごしてくださいね。

ひとまずは手術が成功したことに安堵しております。
ボクの弟マルチーズくんも難病から併発した緑内障で晩年を過ごしましたので、これからの不安やつらい思いをする可能性も消せないこと理解できます。
でも、ワンコは勇敢に向き合ってくれますから、それだけは助けになるかと。
何とか片目だけで落ち着いてほしいと心から願っています。

上手く伝えられないので、失礼承知のコメントですが、今はウチのページや、ここでの返信とかは気にせずに、さくらちゃん、そして側で見守ってくれてる、るいくん、そして何よりベースとなるご家族さん(自分も)の方を向いていてあげてくださいね。
Posted by ごま at 2015年09月15日 23:57
 喜びも辛さもときに涙が溢れ、こぼれ落ちてしまうことも。ワンコとの暮らしは、たくさんの感情を揺さぶれることが多いです。
 
 るい君家族とブログでお知り合いになりましたが、同じ感情を抱くようになってます。正直、ご報告を拝読して私もショックでした。
でも、さくらちゃん、お家に帰ってきて安心して眠っているようで、私自身は安心しています。
 さくらちゃんはるい君家族に迎えられて、十分、幸せだと思います。
 さくらちゃんが今まで以上に幸せになれますように。。。
 愛とるい君、さくらちゃん3人で必ず会おうね、さくらちゃん。
Posted by 愛パパ at 2015年09月16日 00:21
さくらちゃんは、震災で大変な苦労をして、るいくんのお家にたどり着き、
やっと平穏に、ご家族に愛情いっぱいもらって、幸せに過ごせてると思ってましたが、
小さい体に、こんなにも病魔が襲ってくるものかと、
読んでいて、何とも言えない感情になりました
とにかく、片方だけでも光を失うことにならないよう、祈ってます

それにしても、具合が悪い時に、災害にあって、より不安も大きくなるから大変でしたね

さくらちゃんが、術後、意識が戻って、帰りたいと騒いでるのを読んで、
らんの術後の時を思い出しました
やっぱり、お家が一番よね、さくらちゃん

Posted by らんママ at 2015年09月17日 11:19
遅くに済みません。

いつもるい君さくらちゃんに、元気もらっています。

一球が遠くに行った日、また私自身子供の頃に同じ思いを思い出すと、とてもいたためられません!

言葉とか、災害とか、に言われますが、

今、一番欲しいのは、どんな文章より行動出来るものが欲しいです!

時代は変わり、言葉より実行伴う現実が「わん」達には、一番必要ではないでしょうか?

Posted by しんちゃん at 2015年09月19日 01:47
その後さくらちゃんいかがですか?手術の傷も落ち着いてきたでしょうか?
何かあると地のはてまで堕ちてから這い上がる私。。
いつもポジティブなるいママに反対に励まされ尊敬いたします。
Posted by ちきりんママりん at 2015年09月19日 20:08
★ごま さま

ご心配いただきましてありがとうございます。
お返事遅れましてごめんなさい。

ごまさんのお言葉はとても力になりましたよ!
さくらの手術後一週間を経過しましたので、今日19日午前中に病院で診察してもらいましたが、経過は順調とのことです☆彡

エリザベスカラーはまだ取ることができませんが、今日はるいとわんぱく公園でお散歩してきました。キズが治りかけると目がかゆいらしくってちょっと辛そうですが。

ごまさんのところのマルチーズちゃんも緑内障を発症したのですね。さぞつらい思いをされたことでしょう。病気に対峙するわんちゃんの懸命さは本当に涙がでるほどですね。

左目は今は落ち着いているようです。これからもさくらとともに頑張りますね。
あたたかいお言葉をいただきまして本当にありがとうございました(*^-^*)
Posted by るいママ at 2015年09月19日 22:06
★愛パパ さま

ご心配いただきましてありがとうございます。
お返事遅れましてごめんなさい。

愛パパさんのお言葉のとおり、わんちゃんとの暮らしはとても楽しいのですが、一方で、何かあるととても辛い気持ちになりますね。時の流れがヒトとわんこが違うのが恨めしい・・

でも愛パパさんに親身になっていただいてとても心強かったです!

さくらの手術後一週間を経過しましたので、今日19日午前中に病院で診察してもらいましたが、経過は順調とのことです☆彡

エリザベスカラーはまだ取ることができませんが、今日はるいとわんぱく公園でお散歩してきました。キズが治りかけると目がかゆいらしくってちょっと辛そうですが。

さくらはこれまで何回も辛い出来事があり、それを乗り越えてきましたので、一層愛おしくなります。これからも出来る限りのことをしてあげたいと思います。
体調がよくなったら愛ちゃんに会いにいこうね(*^-^*)
Posted by るいママ at 2015年09月19日 22:32
★らんママ さま

ご心配いただきましてありがとうございます。
お返事遅れましてごめんなさい。

さくらは東日本大震災以降、辛い出来事がありましたが、カリンちゃんに会ったり楽しいこともありました。今回も健気に頑張っています☆彡

今日病院で診察してもらいましたが、手術の経過も良好とのことで、左目も落ち着いています。

さくらは東日本大震災や今回の大雨災害と巡り合わせが悪いのですが、緑内障も乗り越えてくれると思っています!

らんちゃんも手術をしたのですね。一日でも家族と離れるのは何よりも辛いことですよね。できれば自分で変わってあげたいくらいの気持ちでした。

不安いっぱいの中で、励ましのお言葉ありがとうございました(*^-^*)
Posted by るいママ at 2015年09月19日 23:12
★しんちゃん さま

ご心配いただきましてありがとうございます。
こちらこそ、ご訪問ありがとうございます。

一球くんのことは、本当に驚きショックでしたが、しんちゃんのご家族にとっては言葉にあらわせないほどのご無念のことと思います。
そのような辛い経験をされたしんちゃんから、あたたかいメッセージをいただいて心にしみる思いです!

さくらの手術後の経過は良好で、左目も落ち着いた状態ですがまだまだ油断は禁物。今後も緑内障に立ち向かってくれると思いますので、これからも見守ってくださいね(*^-^*)
Posted by るいママ at 2015年09月19日 23:33
★ちきりんママりん さま

ご心配いただきましてありがとうございます。

さくらは手術後一週間経過したので、土曜日に病院で診察をしてもらいましたが、傷の具合も順調に回復しているとのことでした。左目の様子も落ち着いています☆
でもエリカラは最低後一週間は着用とのことでかなりストレスが溜まってるようです。

ちきちゃんのほうはいかがでしょうか。8月は10日で5回も病院に通われたとか。何といってもちきちゃんは強心臓の持ち主だから病気を次々に撃退してるって感じですね。

こちらこそ、るい家では以前からちきちゃんが目標なので、いつも頑張っているちきちゃんに励まされています。さくらもちきちゃんをお手本に頑張るからね〜。

それと凛ちゃんも元気にされていますか?
るいと一学年下で、妹のように思っていますが、これからもちきお姉えを見習おうね(*^-^*)
Posted by るいママ at 2015年09月20日 00:19
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